スーパービジョン・セッション(20130328)

緊急派遣カウンセラーとして、ほぼ一年間、気仙沼で勤務を無事終えることができた。その間、何度かスーパービジョンを受けているが、その総括として、このセッションを受けた。自分がおこなったことなどを振り返ることができればいいと、スーパーバイザーと話す前に考えながら。

 

ディスコース・アナリシス(Discourse analysis)

その場で何が起こっているのかについて、その場のディスコースを見ていく。つまり、ディスコース・アナリシスという手法が有効である。私としては、それほど、このキーワードの元で状態を見ていなかったが、結果的に、同様のことができていたのではないかという指摘を受けた。

 

特定の質問形式が、特定の答えを要求していること

私たちの質問の形式が、特定の答えを要求してしまう。相手は、自由に語ることは許されず、私たちの質問が誘導する範囲の中で答えを見つけ出そうとすること。

私たちは、相手が語りたいように語れるよう、質問の形式を調整していく必要があると言うこと。

 

文化人類学的なアプローチ

緊急派遣カウンセラーとして、現地に赴き、現地に滞在するとき、心理学的なアプローチでは充分ではないと感じていた。現地の人びとの文化、習慣、伝統、そして言語などを、限られた時間ではあるが、知るように努め、その地域の、その集団の持つ特徴について、検討を加えていく必要がある。このようなアプローチを通じて、外側から来た人間が問題とすることを問題とするのではなく、その場の人たちが問題とすることに気づけ、それを扱えるのだろう。

その場にいる人たちにとって、自明なものについては、あえて語られることもないが、外の人間が来ることによって説明される。この自明性について、語ることによって、それが存在できる。

現地で、地元では何を食べ、何が価値があると見なされ、季節をどのように表現していくかなど、いろいろと話を聞く必要があった。このようなアプローチから、人が抱える問題をその土地の文脈に照らし合わしながら、一緒に考えることができる。

まだ私には、文化人類学とは何かまで語るところまで勉強していないが、このキーワードをについてもっと知識を深めていきたいと思っているところである。

 

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