Helpingの訳語 - 「援助」と「支援」の違い

「Supervision in the Helping Profession」という本を訳していますが、HELP の訳語について、しっかり考察しておかないといけないと感じています。

職業としては、「支援職」というよりは「援助職」という言葉が、一般的のようです。そのため、Helping Professionという言葉には、一般性を含めても、人を支える職業という意味を少し前面に出すために、「対人援助職」という言葉にしています。

しかし、動詞としての「Help」をどのように訳すかについて、訳していながら、確信が持てなくなりました。「人を援助していく」のか、「人を支援していく」のか、両方とも意味の上での差を実感できません。感覚的には、文章中では、「支援する」ほうがしっかりいく感じを持ちます。

辞書にも、いわゆるループ的な定義になっていて、双方の言葉が、お互いを参照しているような状況です。

ネットでもいろいろ調べてみましたが、特にこれといったものを見つけられませんでした。この意味の違いに関して、疑問を持った人は見ましたが、、、

現時点では、「対人援助職」と、「人を支援する」という線で進めていきます。