カウンセリング場面におけるスーパーバイズ、またはスーパービジョンの技法並びにとらえ方について調べようとしています。しかし、この辺をしっかりまとめたホームページもあまり見つかりません。書籍でも、入門書や技法などの一部として概要を述べているものはありますが、スーパーバイズ、またはスーパービジョンとして包括的にまとめたものは少ないようです。 自分のためのメモとして本のリストを掲載しておきます。
ロールプレイとスーパーヴィジョン—カウンセリングを学ぶ人のために 氏原 寛 ミネルヴァ書房 1997-07 |
はしがき 序章 ロールプレイとスーパーヴィジョンについて 演習1 見立て「来談者をクライエント扱いしないこと」 演習2 現実適応か自己実現か「男、中年の節目」 演習3 カウンセリングにおける日常性と非日常性「深いつながりと浅いつながり」 演習4 なにが共感でなにが受容なのか「パイプの太さ」 演習5 「二人いるから一人になれる」(ウィニコット)「『仏壇』の大切さ」 演習6 喪の作業(モーニング・ワーク)「敗軍につきあうこと」 演習7 罪悪感をとること「普通の親の普通の問題」 演習8 親離れと子離れ「大人になることのむずかしさ」 演習9 妻の自覚と夫の狼狽「あらためて結婚を考える」 あとがき
スーパービジョン-誌上事例検討を通して 柏木 昭 へるす出版 2007-06 |
イントロダクション/前書きに代えて 誌上スーパービジョンとは何か CASE1 当事者とPSW双方が「なんとかしなくっちゃ」の呪縛を引きずってきた長い軌跡の点検 CASE2 いつも一歩も二歩も遅れてしまった対応を振り返る CASE3 漠然とした不安感を訴えるクライエントの援助について悩んだケース CASE4 クライエントの「自宅に帰りたい」という心底からの希求と気持ちの揺れに添えきれなかったかかわりを振り返る CASE5 クライエントを受けとめきれず、PSWとしての立場と自分の感情の間で揺れ続けたかかわりを振り返る CASE6 認知症をかかえるクライエントの退院に向けた自己決定へのかかわりを振り返る CASE7 “〜してきたつもり”が多く、通過型の生活訓練施設なのに“退所後のA さん”を想定していなかったかかわりを振り返る CASE8 家族の病気への理解が不十分で、治療継続と経済面で困窮するクライエントへの支援 CASE9 20年もの入院となった聴覚障害を併せもつAさんの退院支援を通してPSW のかかわりを振り返る CASE10 クライエントの気持ちと家族(兄)との間で揺れ動いた退院援助のかかわりを振り返る CASE11 ニーズを誰にも発しなかったクライエントが自分のニーズを表現し、生き生きとした生活を送るようになるまでの過程を振り返る CASE12 A さんの孤独で悲痛な叫びに向き合い痛みを共有できなかったのはなぜか、日常のかかわりを振り返って考える CASE13 さまざまな「揺さぶり」のなかで—あるアルツハイマー病のクライエントとのかかわりを通して ●まとめに代えて スーパービジョンの意義と機能
スーパービジョンの技法—カウンセラーの専門性を高めるために Susan Allstetter Neufeldt 中沢 次郎 林 潔 培風館 2003-09 |
第1部 導入と倫理の枠組(スーパービジョンの導入とカウンセラーの発達;初心者カウンセラーの倫理的スーパービジョンと評価) 第2部 スーパービジョンの技法と事例の概念化(導入期のスーパービジョンの効果的技法;上級スーパービジョンと事例の概念化) 第3部 実習コースの概要とスーパービジョンの学習単位(第1学期のセッション—トレイニーがカウンセリングの関係づくりを行なうのを助ける;第2学期のセッション—学生の事例概念化スキル向上を目指す)
ソーシャルワークのスーパービジョン—人の理解の研究 (MINERVA福祉専門職セミナー) 福山 和女 ミネルヴァ書房 2005-08 |
実践編(ソーシャルワーク支援の導入期 介入開始 問題の変革への働きかけ 変革期 安定期 ほか) 理論編(スーパービジョンをとりまく状況 日本におけるスーパービジョンの理論的枠組み アメリカにおけるソーシャルワーク・スーパービジョンの発達 スーパービジョン・ツール 二層のスーパービジョン体制の存在)
心理臨床と倫理・スーパーヴィジョン (鑪幹八郎著作集) 鑪 幹八郎 ナカニシヤ出版 2004-09 |
第1章 倫理とは何か 第2章 専門性とは何か 第3章 古代倫理思想 第4章 近代倫理思想 第5章 医療倫理 第6章 精神医学と心理学の倫理 第7章 倫理コードと倫理委員会 第8章 専門家としての能力と訓練 第9章 インフォームド・コンセント 第10章 要守秘性 第11章 治療者と患者の性的接触
スーパービジョンの方法 (ソーシャルワーク・スキルシリーズ) 相澤 譲治 相川書房 2006-04 |
プロローグ 学習のポイント 第1章 スーパービジョンとは(スーパービジョンの意味 スーパービジョンの機能 スーパービジョンの形態) 第2章 スーパービジョンの方法と手順(スーパービジョンの具体的手順 スーパービジョンの留意点 スーパービジョンと生活場面面接) 第3章 演習(インシデントを素材としたグループ・スーパービジョン 逐語録を素材としたスーパービジョン 実践現場の新任職員に対するスーパービジョン) エピローグ 今後の学習課題
対人援助のスーパービジョン—よりよい援助関係を築くために 植田 寿之 中央法規出版 2005-09 |
序章 スーパービジョンは行われていたのか 第1章 スーパービジョンはなぜ必要なのか 第2章 スーパービジョンはどのような形で行うのか 第3章 スーパービジョンをどのように行うのか 第4章 関係を通してスーパービジョンを行う 第5章 スーパービジョン体制を整える