http://www.nhk.or.jp/special/onair/091115.html
偶然、チャンネルを変えたらこの放送を見ることができました。
以前、素数とはどれほど魅力的な数字なのかということが、私にはピンと来ていませんでした。それは、アスペルガー症候群の子どもの小説「夜中に犬に起こった奇妙な事件」で、主人公のクリストファー・ブーンが素数(プライム・ナンバー)に魅せられているという話で、どのようなことなのだろうかと考えていたことがありました。
夜中に犬に起こった奇妙な事件 Mark Haddon 早川書房 2007-02 |
今日、この放送を見て、プライム・ナンバーの意味がこれほどのことであるということを知り、興味を持った次第です。つまり、これは、素数が宇宙の法則などと関連があるという、一見意味の分からないものですが、このような壮大なテーマを元にして、数学者や物理学者は取り組んでいるとのことでした。
「リーマン予測」とは何か、しっかり理解できたというレベルではないにしても、その意味合いを理解できたと思いました。これは、映像ならではのプレゼンテーションにあると思います。
そして、知っていたにもかかわらず全然ピンと来ていなかったのが、映画「ビューティフル・マインド」の主人公がおかしくなってしまう時に取り組んでいたものが、この「リーマン予測」であるということでした。
ビューティフル・マインド ― アワード・エディション [DVD]
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2002-09-13 |
このようなプログラム、知的な刺激があるプログラムを是非もっと放映してほしいものだと思います。
素数に憑かれた人たち ~リーマン予想への挑戦~
日経BP社 2004-08-26 |
「無限」に魅入られた天才数学者たち Amir D. Aczel 早川書房 2002-02 |