<スーパーバイザーとして、スーパービジョンを提供する>
今回の主題は、自分がスーパーバイザーになるときの話。スーパーバイザーになるためには、どのような始め方をしていくのか話し合いました。
話をしていて気づいたのですが、やはり、スーパーバイジーとのコントラクト(契約)を重視していると言うことです。何を、このスーパービジョンに望むのであるのか、スーパーバイジーと調整していくようでした。
そのため、スーパーバイジーが、ケースについての話題だけではなく、スーパーバイザーの持つ技法についても学ぶ機会とすることも、検討していくことができるようでした。
スーパービジョンの形態の多様性については、もう少し検討されるべきでしょう
また、スーパーバイジーの臨床に問題があると感じた場合、どのように対処するのかについても話しました。
このことについて、しっかりと話題にして話をしていくと言っていました。それは、「私は、うまくカウンセリングが機能していないように感じているのだけども、そのことについてはなしてもいいのだろうか?」などと話しかけていくとのことでした。
心理援助職のためのスーパービジョン: 効果的なスーパービジョンの受け方から,良きスーパーバイザーになるまで | |
ロビン ショエット ピーター ホーキンズ Robin Shohet
北大路書房 2012-08-09 |
<ナラティヴ的な思考パターンを身につけるために>
カウンセリングで提示された問題を、ナラティヴ的な視点で見ていくまでにどのぐらい時間がかかるのかについては、早い人でも一年ぐらい必要であると話をしていました。
ここで、「ナラティヴ的」と書くと、「物語的」視点という意味にとらえられてしまいますが、NZのスーパーバイザーとの話では、この意味するところは「社会構成主義的」という意味です。NZでは、このふたつは、同じ意味としてもちいられることがあります。
<スーパーバイザー養成のコース>
PGCert Counselling (Counselling Supervision)
The Postgraduate Certificate Counselling (CounsSup) is for graduates, who are experienced counselling practitioners. It offers advanced education in professional supervision.
Note: This programme is completed part-time over a two-year period.
Entry criteria
- At least five years of full-time experience in counselling (or related field)
- A current member of a recognised professional association in counselling or social work
- Bachelors degree or equivalent and a counselling qualification