EPUBエディタSIGILは、EPUB2に対応した、フリーのEPUBオーサリングツールです。
まずは、epubファイルを作れるかどうか試して見ます。
1.epubファイルにするデータを入手
epubファイルにするデータを入手します。ここでは、青空文庫にある宮沢賢治の「風の又三郎」を利用します。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card462.html
ダウンロードするデータは三種類選べますが、ここではルビ設定をHTMLですでにくんであるXHTMLファイルを利用してみます。
上のリンクを表示させると、ブラウザ上にテキストが表示されます。
2.ソースコードを表示し、入手
このテキストデータのソースコードを表示させる必要があります。
Google Chromeブラウザでは、「View」→「Developer」→「Source Code」
Firefoxブラウザでは、「Tools」→「Web Developer」→「Page Source」
(日本語版では、それなりの訳語に置き換わっていると思います)
ヘッダの最初から、ボディの最後までコピーします。(<head>から</body>)までです。
3.Sigilにペースト
Sigilを起動し、コードビューを表示させます。表示(V)→コードビュー(C)
すると、こちらにも<ヘッダ>と<ボディ>の領域があるので。この領域内に、先ほどのデータを貼り付けます。この際に、HTMLのタグが、過不足にならないように注意。
こんな感じです。ブックビューにして確認してみます。
ルビもきちんと表示されています。
4.メタデータを入力
ツール(T)→メタデータエディター(M)で、「メタデータエディター」ウィンドウを表示させ、タイトルと著者を入力します。そして、言語は「日本語」になっていることを確認します。
5.目次を作成
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6.名前をつけて保存
7.表示の確認
Adobe Digital Editionsで表示を確認
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iOS iBooksで表示を確認
