電子書籍オーサリングツール(SIGIL入門)その1

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EPUBエディタSIGILは、EPUB2に対応した、フリーのEPUBオーサリングツールですが、日本語で利用するためには、一手間必要でした。自分の覚え書きのために、書いておきます。

まずは、次のサイトからダウンロードして、インストールします。MAC、Linuc、Windows版が用意されていますが、MACは10.7以降のOSでないと動きません。10.8を推奨ということです。(Sigil is supported on MAC OS 10.8 (Mountain Lion) x64 bit Intel, but should run on 10.7 or higher)

https://code.google.com/p/sigil/

 

まず、日本語の環境を設定します。

1.編集(E)→環境設定(P)で、「設定」ウィンドウを表示させます。「外観」を選択し、フォントを日本語に設定します。

Sigil 2

赤線を引いた箇所のフォントをすべて日本語のフォントに指定する。また、「OK」を押しただけでは反映されないようなので、再起動を忘れないこと。以下も同様。

 

2.編集(E)→環境設定(P)で、「設定」ウィンドウを表示させます。「言語」を選択し、ユーザーインターフェース言語と、メタデータのデフォルト言語を「日本語」に設定します。

Sigil 3

 

3.ツール(T)→メタデータエディター(M)で、「メタデータエディター」ウィンドウを表示させます。

ネットで調べると、ここにタイトルと著者を入力する必要があると書いてあるところもありましたが、言語が日本語に設定されているのを確認する程度で良さそうです。

実際電子書籍を作る場合には、このメタデータを記入する必要がありますので、決まっているようであれば、入力してください。

Sigil 4

 

4.上の設定をすべて完了し、一度再起動します。メインのウィンドウにおいて、左サイドバーに「Section0001.xhtml」というファイルがありますので、それをクリックして、表示(V)→コードビュー(C)を選択します。あるいは、以下の①のアイコンを押しても同じです。

Sigil 5

 

②のところに、次のように記述するという説明が、他のサイトにあったのですが、これは必要ないのではないか、と考えているところです。

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja">
 
しばらく使ってみて、この点については検証していきます。
 
 
SIGILの使い方は、もう少し調査していきます。