ナラティヴ・セラピー発祥の地
ニュージーランドで感じ、学ぶ
ナラティヴ・セラピー・ワークショップ 2018
通訳および日本語での解説付き!
場所: ニュージーランド(北島)ハミルトン市
期間: 2018年4月29日(日)から5月4日(金)(5日間のワークショップ)
費用: ワークショップ参加費+空港/ハミルトン間のシャトルバス代金
$2,000ニュージーランドドル(ニュージーランドの消費税15%が含まれます)
* 渡航費用、宿泊費、および食費は含まれません。
* 希望者には宿泊場所を手配いたします。またご自身で手配するための要領については、本資料の「宿泊手配について」をご覧ください。
募集人数: 14名〜16名(最小催行人数10名)
対象: 対人援助職についており、ナラティヴ・セラピーのことを学ぼうとしたことがある方、興味がある方
* 本ワークショップにおいて、ナラティヴ・セラピーの学習レベルは問いませんが、ワークショップはまったくの初心者に合わせた内容ではありませんので、参考図書を事前に読んでおかれることをおすすめします。
【ワークショップの概要】
ナラティヴ・セラピーを大学院および博士課程の中心に据えているワイカト大学の講師陣、そして、同大学の大学院を終了し、日々実践しているカウンセラーを講師として招き、ナラティヴ・セラピーの基礎と実践を感じ取ってもらうプログラムです。
ナラティヴ・セラピストになるためには、その思想的背景を理解する必要がありますが、書籍などを読んで「理解」するだけでなく、全身でその実践を「感じ取る」ことも重要です。このワークショップを通して、ナラティヴ・セラピーがより身近になり、ご自身の臨床に生きてくることを目指します。
ワークショップにおいては、「ナラティヴ・セラピーの会話術」を著し、ナラティヴ関係書を訳している国重浩一が日本語で解説します。また、本コースには国重の共訳者であるバーナード紫が通訳を勤めますので、英語に自信がない方でも参加できます。
【本ワークショップの特長】
☆ ナラティヴ・セラピーの本場でその理論と技術を肌身に感じながら学ぶ
☆ ナラティヴ・セラピー専門大学院の講師陣
☆ ナラティヴの専門大学院で学び、ナラティヴを実践しているセラピストから学ぶ実践
☆ ナラティヴ関係書を多数訳している通訳者
☆ 日本語による解説
☆ 英語で学んだことを深めていくための日本語によるディスカッション
【ナラティヴ・セラピーとは】
ナラティヴ・セラピーは、人々が直面する問題が何であれ効果的に直面できるように、本人自らが実践している価値、技術、知識を人々が認識できるのを助けようとする心理療法の形態である。
セラピストは、このような資質の歴史を調査することによって、クライエント自身の新しいナラティヴを共に著述していくように助けるのである。
ナラティヴ・セラピーは、人々の人生を否定的な方法で形作るように要求する支配的なディスコースにチャレンジすることを通して、治療的な会話が社会的正義のアプローチとなるように求める。
このアプローチは、大部分がオーストラリア人のソーシャルワーカーであるマイケル・ホワイトとニュージーランドのデイヴィッド・エプストンによって、1970年〜80年代に開発された。https://en.wikipedia.org/wiki/Narrative_therapy (国重浩一・バーナード紫訳)
【参考図書】
☆ ナラティヴ・アプローチの理論から実践まで―希望を掘りあてる考古学
☆ ふだん使いのナラティヴ・セラピー
☆ ナラティヴ実践地図
☆ ナラティヴ・セラピーの会話術―ディスコースとエイジェンシーという視点
【ワイカト大学・カウンセリング大学院】
ハミルトン市にあるワイカト大学では、世界で最も早く、ナラティヴ・セラピーをカウンセラー教育課程の中心に据え、教えてきました。本ワークショップの講師およびセラピストは、すべて、この専門コースの出身者です。
(なお、本ワークショップへの参加によって、ワイカト大学の単位を取得することはできません)
【プログラム(予定)】
4月29日(日)
夕方: チェックイン&オリエンテーション(日本語)
4月30日(月)
AM: マオリ族の歓迎のセレモニー&ランチ
PM: 講義(ナラティヴ・セラピー入門)
5月1日(火)
AM: 講義(ナラティヴ・セラピーの実践)
PM: 理解を深めるための振り返りと解説(日本語)
5月2日(水)
AM: 講義(ナラティヴ・セラピーを取り巻く理論)
PM: 理解を深めるための振り返りと解説(日本語)
5月3日(木)
AM: 講義(ナラティヴ・セラピーの質問)
PM: 理解を深めるための振り返りと解説(日本語)
5月4日(金)
AM: 学びの振り返り
PM: ナラティヴ・セラピストになるために(日本語)
(総括的な振り返りと今後に向けて)
5月5日(土)
(オプショナルツアー) ホビット村など
5月6日(日) ニュージーランド発
【宿泊手配について】
ワークショップを行うハミルトン市は、オークランドから南に150Kmほどにある都市です。ワークショップ会場のYWCA Hamiltonは、ハミルトン市の中心街にあります。
今まではDCNZが宿泊料金を参加者に請求して、宿泊場所の手配をおこないましたが、いろいろと調査した結果、ホテル予約サイトからご自身で予約した方が安くなることが分かりました。
そこで、ホテルの手配につきましては、ワークショップ会場に近いホテルの一覧を挙げますので、ご希望のホテルをホテル予約サイト(ブッキングドットコム、 ホテルズドットコム、 エクスペディア、じゃらんnetなど)からご自身で予約していただくようお願いいたします。
なお、何かホテルと調整しなければならないことが生じましたら、通訳などで対応しますので、ご安心ください。
また、ツインルームを希望される方は、申し込みフォームにその旨をご記入ください。他の参加者と調整を図り、こちらで予約いたします。その際には、現地で宿泊料金を支払っていただくことになります。ツインルームは、基本的には、シングルの料金と同一ですので、二人で泊まれば半額になります。
【宿泊施設】
- Ventura Inn & Suites Hamilton (ベンチューラ)
(バイキング朝食付き、日本のシティホテルに近い雰囲気) - Ashwood Manor Hamilton Motel(アッシュウッド)
(部屋が広い。朝食は個別注文。調理設備は限られている) - Tudor Motor Lodge Hamilton(チューダーロッジ)
(各部屋に調理設備が完備。自炊したい人向け) - Lake Point(レイクポイント)
(部屋に調理設備が完備。自炊したい人向け。上の三つよりも若干遠い。坂の上にあるため少し登ります) - Sudima Hamilton(スディマ)
(町の中心に位置するホテルです。YWCAからは若干距離がありますが、食事などには便利です)
【NZ消費税とドル表記】
主催するDCNZの事業規模がそれなりに成長してきたので、今回からワークショップ参加費にNZ消費税(GST)がかかります。それが含まれますので、ご了解ください。
また為替レート変動分を見越して、ワークショップ金額を決めると結果的に割高になりますので、今回からワークショップの代金はNZドル建てで表示することにしました。
【問い合わせ】
国重浩一、バーナード紫 (narrative@dcnz.net 日本語可)
ニュージーランドに在住していますので、メールでの問い合わせとなります。なお、希望者にはスカイプで話すことも可能です。
【参加申し込み要領】
以下のサイトからお申込みください。
https://goo.gl/aaBYVQ
なお、3月末日までに最小催行人数が集まらなかった場合、ワークショップは中止と致します。
ワークショップ代金の支払い方法は、実施が決まった時点でお知らせしますので、その後すみやかに入金をお願いします。
以下のサイトにおいて、申込状況およびワークショップ実施の決定などを適宜更新していきますので、確認のためご覧ください。
【キャンセルポリシー】
ご入金後~当日の3週間前まで : 参加費の50%を返金いたします。
当日の3週間前~当日まで : 申し訳ありませんが、返金いたしかねます。
【ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランドについて】
本ワークショップを企画している「ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランド(DCNZ)」は、NZで正式に登録されているチャリタブルトラスト(非営利団体)です。講師および通訳を務める国重浩一が本組織のマネージャーをしています。本ワークショップで得られた収益は、難民・移民に対する支援サービス(カウンセリングなど)の活動資金として活用させていただきます。