ぼくは、ディスレクシア—読み書きが困難な学習障害(LD)の息子と母の成長物語

医学博士でもある著者の息子デヴィッドは学習障害(LD)の一つである「ディスレクシア(読み書き困難)」と診断された。デヴィッドの成長過程での関わりを描いた物語である。医学博士でさえ我が子のことになると一人の母として苦悩するが、子供との関わりを続けていく。

私が一番印象に残ったのが、デヴィッドが言葉を習得する過程の事である。デヴィッドが単語の綴りを何度繰り返しても覚えられないでいるが、ある時自分で空想の世界の地図を作り始める。その地図には自分で付けた地名が記入されている。その綴りはデヴィッドが決めたものなので、誰も文句を言えない、誰も間違いを指摘できなかった。そこでは、デヴィッドがアルファベットに親しんでいくことができた。

私もこのような本人にとってストレスのない、そして楽しい方法を探索して行きたいと思いました。

 

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