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「Critique」と「批評」

「critique」は「評論」,「批評」,「批判」,「批評」などと訳されるが,本来の言葉の意味合いは,否定的な側面と同様に肯定的な側面もしっかりと見ていくということである。

「批判」は否定的な側面が意味合いが含まれてくるので,両方の意味をしっかりと訳語に含ませたい時には使えないが,「評論」,「批評」,「批評」も肯定的な側面が含まれているのだと明示的であるとは言えないと感じている。

「constructive critique(建設的な批評)」という意味で使われる側面をしっかりと伝えたい時には,辞書の訳語には無いが「鑑賞」という言葉を敢えて使うことも可能ではないのだろうか?

「鑑賞」という日本語から英語をみると「appreciation」という言葉に行くが,この「appreciation」も良い点も悪い点もしっかりと理解するという意味合いを持つ。そのため,鑑賞という言葉で「critique」を考えていくともう少し肯定的な側面がしっかりと強調されるのではないだろうか?

ほっておくと「反省」にいってしまう日本文化において,肯定的な側面もしっかりと見ていきましょうという言葉を使うことは大切になるのでないかと考えている。