ナラティヴ・アプローチで常識や当然と思われていることを、歴史的および文化的な視点を考慮しながら、再検討することを脱構築といいます。
ナラティヴのカウンセリングにおいては,このように真実や現実と見せかけて社会的実践の基礎となっている,当たり前と見なされる仮説や仮定のベールをはがしていく過程を実践する。この過程を「脱構築」と呼ぶ。(ナラティヴ・アプローチの理論から実践まで−希望を掘りあてる考古学, p. xii)
日本の社会で常識と思われているところを、統計データを読み込んでいくことにより、脱構築しているのであると思いました。
内容的にもおもしろいので、お薦めしたい一冊です。また、このホームページ(スタンダード 反社会学講座)も参考になります。
反社会学講座 (ちくま文庫) Paolo Mazzarino 筑摩書房 2007-07 |
続・反社会学講座 (ちくま文庫) パオロマッツァリーノ 筑摩書房 2009-04-08 |