今、ニュージーランドで、日本で言うところのNPO法人を立ち上げようとしています。こちらでは、Charitable trustと言います。
いろいろな場所に行って、この仕組みについて、どのように運営するのかについて聞いてきました。最初はうまく自分でイメージすることができませんでしたが、だんだん、見えてきたところがあります。
まず、このようなコミュニティに対する支援をおこなう団体に対して、財政的支援をいろいろな場所から受けられるようです。それは、政府のものであったり、企業のものであったり、宝くじのようなものであったりします。
その内容は多岐にわたっており、ひとつの団体がいろいろな種類の財政的支援をとりつけて、運営しているようです。たとえば、その団体が事務所を借り、スタッフが必要であったとしましょう。その経費を申請して、運営費に充てることができるようなのです。
つまり、私が今企画しているような団体では、管理業務をおこなうスタッフと受付などのスタッフ、そして、カウンセリングを提供する場所が必要ですが、個人でカウンセリング料を払うことができない状況にある人たちに、カウンセリングを提供するためには、差額をカウンセラーに支払うための資金も必要となります。
要約すると、費用を次のような区分に分けることができるのではないでしょうか。
1.運営費(家賃、水光熱費、掃除、事務用品、お茶代など)
2.運営人件費(管理者、受付など)
3.カウンセリング費(契約しているカウンセラーへの報酬)
これらの費用に対して、財政的支援をどのようにとりつけられるのかが今後の課題となります。
財政的支援は実際のところ本当にもらうことができるのかについては、多くの人が「難しい、でも可能だ」といいます。可能性がある以上、取り組んで見たいと思います。