ダン・ブラウン「インフェルノ」

ダン・ブラウンの「インフェルノ」を読みました。英語版で読みました。

ダン・ブラウンの英語は、はっきりしているため読みやすいと思います。ただ、英語以外の言葉がたくさん出てくるので、その部分はイタリア語が分からないと、英語話者でも分からないところなので、あまり気にしないで読みすすめることが大切だと思いました。

さて、内容はネタバレになりますので、ここでは触れません。

話の展開も速く、飽きさせません。伏線もしっかりとはられています。ロバート・ラングドンの身に起こったことも、「そういうことだったのか」と意外な展開にびっくりしました。

プロットの軸には、ダンテの神曲が据えられており、それが効果的に利用されています。

扱っている内容も興味深く、話を読んだ後も考えさせられる内容です。犯人を憎みきれない気持ちになると思います。

 

また、ダン・ブラウンの以前の著作と同じように、フィレンツェ、ベニスなどの場所についての歴史的な話も所々に織り交ぜられており、大変興味深く読むことができます。

私は、実際の場所の位置や建物の写真をインターネットで調べながら読みすすめました。

 

日本語版も発売までもうすぐですね。是非手に取ってみてください。

 

 

 英語版もおすすめです。

 

 

The Hall of the Five Hundred - Florence, Italy