WordPressの多言語化(マルチ言語化)検討

Diversity Counseling New Zealand(http://dcnz.net)において、カウンセリングサービスを複数の言語で提供することに伴い、このサイトを多言語化することを検討している。(調査時のメモ書き)

 

 ワードプレスのサイトにおいて、この件ついてまとめているので参考にさせてもらいながら、検討してみたい。しかし、たくさんあるので、検証には少し時間がかかりそう。

WordPress で多言語サイトを作成する

 

多言語化プラグインにはいくつか基本的なタイプがあります。

1.言語ごとに1つの投稿を管理する方法 (例: WPML【有料】、xili-language、Polylang、Bogo)。翻訳された投稿はお互いに関連付けられ、ある投稿の翻訳投稿がどれなのかが表示されます。
2.すべての翻訳文をひとつの投稿内に含める方法(例: qTranslate)。
3.投稿のコンテクストを使う代わりに、生成されたページ上で翻訳を管理する方法(例: Transposh、Global Translator)。
4.外部の翻訳サービスへリンクするプラグイン(例: Google AJAX Translation)。
5.Multisite Language Switcher や Multilingual Press のようなプラグインでは、言語ごとに個別の WordPress マルチサイトインストールで、ピングバックを使って投稿をリンクします。

 

 多くの選択肢が提示されているようだが、他のサイトを検索してみると、qTranslateとWPMLの二者を比較し検討していることが多い。たとえば、How to Make a WordPress Website Multilingual

その中で良くまとまってるものとしては、「qTranslateとWPMLの違い」がある。ここで気になるのは、qTranslateのプラグインが重く、不具合が生じていると言うこと。そのため、全面的にWPMLに移動したと言うことである。

ちなみに次の投稿記事も大変参考になる。

WordPressプラグイン「qTranslate」でブログを多言語化する

WordPressプラグイン「WPML」でブログを多言語化する

 

プラグインのサイトをみると、Multilingual Press Free、Polylang、xili-language、Bogoなどもしっかりと更新されているのが分かる。ひとつひとつ試していく必要がありそうである。

 

数日かけて、いくつかのプラグインをテスト用Wordpressにインストールして、少し使ってみた。その中で、Polylangが自分のサイトにあっているのではないかという印象を受けた。

その理由は次の通りである。

1.Diversity Counseling New Zealandのホームページは、ページに対して必要な言語の翻訳を載せていく必要があるが、ブログポストについては、ひとつの記事に対してすべての翻訳を用意するのではなく、それぞれの言語で別々の記事を載せていくことを検討している。たとえば、中国語、日本語など。

そのため、「1.言語ごとに1つの投稿を管理する方法」があっているのではないかと感じる。

また、テンプレート独自のパーツに対応するために、それぞれのページがあったほうが手間ではあるが、確実のように感じる。

このシステムの問題として投稿数が言語数だけ増えてしまうが、そんなに投稿していくわけではないので大丈夫であろう(たぶん)。 

2.Polylangは、メニューに言語の切り替え選択を表示させられるのは、ホームページのレイアウト上、視認性に優れている。大手のHPでは、多言語化されているのは当然なので、言語の切り替えがある場所を探すが、私たちのようなサイトは最初に見て、目に入らないと見てくれない可能性がある。

 

ただ、次の点が可能か検討が必要。

1.言語をされていない投稿は、できればすべての言語で表示するような設定があると、投稿数が減るし、管理も楽。(この点は未解決)

2.英語の表示の時に、イギリスの国旗ではなく、ニュージーランドの国旗を使いたい。localeをen_NZに変更するか、en_USのまま、フラッグの画像を変えてしまうような変更が必要。(この点は、フラッグの画像を変えてしまいました)

 

後は、運用して様子を観察するしかなさそうです。

 

Duckling