Laidlaw College 20131016, a set on Flickr.
オークランドにあるLaidlaw Collegeに、カウンセラーになるためのコースがあります。
http://www.laidlaw.ac.nz/en/schools/counselling
このコースに”Counselling & Diversity”という単位があり、その一環として、日本人に対するカウンセリングについて話をして欲しいという依頼があり、話をしてきました。
クラスには50名ほどの学生がいて、みな真剣に聞いてくれました。ニュージーランドの学生は、日本のように年齢が一様ではありません。いろいろな年齢の人がいます。また、私が思ったよりも、多様な人種が混じっているクラスでした。
私が話したポイントとしては、文化という視点で語る必要性を十分認めつつも、文化の差だけを学ぶことによって、私たちと相手がちがう存在であることだけが強調されてしまう可能性もあるので、注意が必要であると言うことをまずは述べました。
それに、人は、非常に個人差が大きい存在であるので、目の前にいる人がどのような人なのか、話してみるまで分からない。つまり、「日本人」と言うだけで判断してしまうことの危険性を伝えました。
その後、日本人の感覚で特徴的なところを述べていきました。これは、この前読んだ内田樹さんの「日本辺境論」を参考にさせてもらいました。
最終的に、何が大切かというと、やはり異文化の人と話すのに慣れることが重要であると思うと述べ、あまり極端な状況でいきなり話す前に、いろいろな文化の人と話す練習をして欲しいと伝えました。
講話の最後にアンケートを書いてもらいましたが、その結果は後日送られて来ることになっています。どんな印象を持ったのか、反応を楽しみにしておきます。
英語で90分話すのは、まだ疲れますが、少しずつ慣れるかもしれないとという感覚も出てきています。