今、日本でいうNPO法人を立ち上げて、何とか運営資金を調達し、この事業を軌道に乗せるようにするためにいろいろと考えています。
新規に立ち上げた事業を、すでにできあがっているシステムに載せていくための作業が難しいと感じるのは、既存のシステムがすでに自分で自分を参照するような「循環的なループ」ができあがっているからだと気づきました。循環的には、円環的という言葉をあててもいいのかもしれません。
たとえば、予算を申請するときに、昨年度の実績(会計報告)を求められます。新規のものには、そんなものはないが、それがないときの説明がないのです。新規参入者には、過去の参照点がないということです。
それから、循環的なループには、独自の「常識」されるような決まりがあります。これは、この常識は、そのループの外のものにとっては、自明のものではないし、あまり納得できるようなものではないのです。そのため、その常識となっている習慣がなにかということを、探っていく必要があります。
これがなかなか手強い。
いろいろな人に話を聞きながら、その話を総合し、取捨選択しているところですが、実際自分が見えてきたと感じるのはまだまだ先のことのように感じます。
今までの経験で、見えるときには、地が図になるときのように、一瞬にして、見えるようになるのかもしれないなと想像しているところです。そう願っているだけかもしれません。笑