「発達障害の子どもたち」杉山登志郎

発達障害の子どもたち (講談社現代新書) 発達障害の子どもたち (講談社現代新書)

講談社 2007-12-19
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第1章──発達障害は治るのか 第2章──「生まれつき」か「環境」か 第3章──精神遅滞と境界知能 第4章──自閉症という文化 第5章──アスペルガー問題 第6章──ADHDと学習障害 第7章──子ども虐待という発達障害 第8章──発達障害の早期療育 第9章──どのクラスで学ぶか—特別支援教育を考える 第10章─薬は必要か

杉山登志郎医師の本を、手にする機会がありました。内容的には、発達障害に関連する問題に第一線で活動されていただけあって、しっかり把握されており、学ぶべき内容が多々ありました。

まず全般的に研究結果を押さえており、よくあるような印象的なもので書いていないという点については、好感を持ちます。データに基づいて話をしていくという、基本的な姿勢について、この国の臨床家(医師も臨床心理士も、心理学者も)は見習っていってほしいところです。

 

発達障害の豊かな世界 発達障害の豊かな世界

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