出生、結婚、そして人口のことについて

最近出生率や結婚率など、日本の人口が将来大幅に減少することを示唆するような記事が目についたので、載せておきます。人口の減少を食い止めるための「主張」というものにも目を通しましたが、なんからの実体のあるもの、具体性のあるもの、有効性が感じられるものがほとんどないというのが興味深い。

 

震災の影響で結婚増加はウソ? 2011年婚姻数は戦後最低

http://www.j-cast.com/2012/02/01120502.html

厚生労働省の2012年1月1日付けの人口動態統計(年間推計)によると、高まったはずの「結婚機運」は、実際の結婚には結びつかなかったようで、11年の婚姻件数は前年比4.3%減の67万件の見通しだ。婚姻件数は1970年代前半の約100万件をピークに減少を続けており、87年の69万6000件を底に、70万台で推移してきた。今回の67万件という数字は、戦後最低となる見通しだ。

 

95年生まれ世代、5人に1人が生涯未婚 人口推計 出生率上昇は一時的 初婚年齢28.2歳見通し

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E1E2E2E29E8DE1E2E2E3E0E2E3E09F9FE2E2E2E2

厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は30日、長期的な日本の人口動向を予測した「将来推計人口」を公表した。2060年の日本の人口は8674万人と10年比32%、4132万人減少すると試算した。65歳以上が5人に2人を占めるほか、生涯未婚の比率が5人に1人に高まり、少子高齢化が加速するという。社会保障制度の将来像の確立が急務となる。

 

2050年以降には世界全体が少子高齢化に直面する課題先進国・日本ならではのチャンスをつかめ

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20120124/226467/

昨年発表された国連の長期推計は、大変に興味深かった。2050年以降の世界の人口を見た場合、新興国で経済成長が進み、出生率が先進国並みになるという前提で試算すると、2050年以降に地球上の人口は減少に転じる、というのだ。もちろん、これは極端なケースだが、かなりの確率で人口増加率が2050年から2100年にかけて大きく低下していくというのがメーンシナリオになっている。

 

人口急減ニッポン!和歌山県が毎年1つずつ消えていく

http://www.j-cast.com/tv/2012/01/31120521.html

番組が朝日新聞記事をもとに伝えるところでは、日本の人口はどんどん減り、50年後は現在から3割減だそうだ。年齢構成ももちろんのこと少子高齢化で、「カネを使う人は少なく、カネがかかる人が多い」(内野雅一週刊エコノミスト編集長)社会になる。50年後は3割減で年金も税収も維持困難   「このままいったら、1年に80万人、和歌山1県ずつぐらい減っていく。それだけ働き手が減れば、保険(年金)、税金を払う人が少なくなる」と、番組コメンテイターの杉尾秀哉TBS解説・専門記者室長は顔をしかめる。

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