この本に収められている論文集は、読む価値があるものだったと久しぶりに感じました。特に佐々木中の「砕かれた大地に、ひとつの場処を — 紀伊國屋じんぶん対象2010受賞記念講演「前夜はいま」の記録」は、読む価値があったと思います。
論考を読んでいて、取っておきたいと思わせるもの、また私が読むべきであるという視野を広げてくれるものは、私にとって貴重であると考えています。
私は若い頃に倫理や哲学に興味を持ったことがないのですが、このことの大切さ、そしておもしろさを感じています。どうにかして、多くの人にとって意味のあるものとして、倫理や哲学を扱うためにはどうしたらいいのか、自分なりに考えているところです。
「哲学がカウンセリングの実際に意味すること」という題名が思いつき、その内容を少しずつ記述できそうな気持ちにはなっています。が、実際はどうなんだろうか。。。「できるのか、自分に?」
思想としての3・11 | |
河出書房新社編集部
河出書房新社 2011-06-21 |