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ニュージーランド隔離日記(1)プロローグ

今回の来日は、3月4日から4月1日のほぼ一ヶ月間を予定していました。出発する前から、新型コロナウイルス(COVID-19)のことは懸念されていましたので、ニュージーランドに戻ってくるときには、14日間の隔離を覚悟しなければいけないと考えていました。

3月の半ばになると、NZ政府は、私の予想を超えた対応をすることになります。国境を封鎖し、完全なロックダウンに移行したのです。そのため、4月1日の飛行機も3月半ばでキャンセルになり、日本の滞在が延びることになりました。

当初、1ヶ月間の滞在予定だったのですが、3月から7月末までの、5ヶ月の滞在となりました。これからいろいろと書いていきたいと思うのですが、このことは、私の計画を大幅に変更させることになりましたが、いろいろなことももたらしてくれました。ですので、滞在期間延長に対して、「大変でしたね」と言われると、「そうでした」と返事がしにくい思いが生じます。

新型コロナウイルス、またはCOVID-19という表記ですが、コロナといったりすることもあります。どの表現を使っても良いのですが、あるクライアント、若い女性なのですが、「コロナッチ」と表現していたのが気に入っています。

「もう、コロナッチのせいで、こんなふうになっちゃったよ」と、新型コロナウイルスのことを憎々しいと思うのを表現すると共に、すこしユーモアを含めることができる気がしたのです。

ここで、新型コロナウイルスをどのように表現していこうかと思ったのですが、新型コロナウイルスのために生じた大幅な変更を、大変だと言うだけでなく、少しユーモアを含めて綴りたいので、コロナッチと書いていきたいと思います。

【2020年7月29日】

☆ アクセス特急の中にて

今、実家から最寄りの駅である京成曳舟から、アクセス特急で成田空港に向かっています。

電車は、普通の電車と変わらない座席配置なので、パソコンを広げて、作業するのはあまりそぐわない感じなのです。でも、長椅子に2人しか腰掛けていない状況では、まあ良いかなと思いながらタイプしています。

当初の計画では、6月中旬から7月中旬まで日本に戻ってくる予定だったのです。4月1日の飛行機がキャンセルされたときに、7月中旬まで、続けて滞在することになるのかもと思いましたが、その通りになったというこことです。

私は、実家が東京の墨田区にあり、そして、妻と娘が京都市に住んでいるので、日本滞在中の居場所がありました。ですので、滞在が延びても、あまり焦ることもありませんでした。それは、金銭的な心配をすることがなかったのが大きかったし、京都でゆっくりするのも悪くないと思ったからだと思います。

それでも、帰国のフライトがいつ頃に予約できるのだろうかと、時々、ニュージーランド航空のサイトを見ていました。見た時点から一ヶ月ほど先のフライトは予約できるようでしたが、しばらくするとそのフライトはなくなってしまう状況が続きました。ですので、帰れる目処はなかなかつきませんでした。

予約を入れにくくしていたのは、キャンセルされたフライトのクレジットを利用することも関係していました。ニュージーランド航空は、キャンセルされたフライトの代金をクレジットとして保管して、それを次の予約に使用することができるとアナウンスしました。しかし、それをどのように使えば良いのか、なかなか整備されずに、オフィシャルサイトで予約を入れるときに、そのクレジットを使うことができないため、予約もできませんでした。(これが整ったのは、7月末のことです)

そのクレジットを使うためには、直接ニュージーランド航空に電話する必要がありました。しかし、国内の受付窓口は、緊急事態宣言のための従業員が勤務できずに利用できませんでした。また、ニュージーランドに国際電話をかけても、手続きがスムーズではなく、結局、予約を入れるまでには至りませんでした。

そのような中で、6月末からニュージーランド航空が、日本とニュージーランドの定期便(週に一回)を再開するというアナウンスがあり、7月中旬以降に帰れそうな目処が立ったのです。

思えば、NZ帰国が7月末のことになりましたが、3月と6月、7月の予定されていたイベントをすべてこなすことができ、その上で帰国するとことができるのだと思っているところです。滞在は延びたものの、予定されたイベントの実施には影響なかったということです。

さて、成田空港に着いて、ニュージーランドに向かうのは、せっかく、コロナッチ感染拡大のためによって生じたさまざまなことを体験できる機会であると思っています。

フライトのこと、ニュージーランドに到着してからホテルで隔離されることなど、さまざまなことが待っているはずです。そのようなことを、記録的な意味で、写真や動画などを利用して、書き留めていきたいと考えています。

私は、旅行記などをつける習慣はほとんどありません。旅行中は、旅行に忙しくて、何かを書いている暇はなかったのかもしれません。しかし今回は、私を待っているのは、なんといっても「隔離(quarantine)」です。時間はそれなりあるはずですので、すこしずつでも記録していきたいところです。

空港に到着しました。ガラガラですね。