ニュージーランド隔離日記(11)DAY13〜Day14

【2020年8月11日】火曜日

NZ、再びロックダウンへ

今日の夜、NZ時間の夜9時に、NZ政府から緊急の発表がありました。

南オークランドのある家族から、COVID-19の感染者が4名でました。この感染経路が分かっていないということです。つまり、いきなり市中感染が発覚ということになります。

昨日、100日間、市中感染がないということをよろこんだばかりでした。しかし、第2波は来るのということを、NZ政府は伝えていました。しかし、それは、外からのものであると思っていたのではないかと想像するのです。ですので、この市中感染は、関係者にとってショックだと思います。

そのような中でNZ政府の対応は早いです。8月12日水曜日の正午から、オークランド地区はレベル3のロックダウンをすることを発表しました。レベル3のロックダウンとは、必須の仕事以外は、テレワークに移行、学校も閉鎖になります。スーパーマーケットとクリニックは開いています。レストランは、イートインは禁止、テイクアウトは大丈夫というところです。詳しくは次のサイトに紹介されています。

そして、オークランド以外の地区でも、レベル2のロックダウンに入ります。レベル2のロックダウンとは、ソーシャル・ディスタンスをしっかりと取ることを要求されていますが、それなりに社会活動はできるという状態のようです。詳しくは次のサイトで。

さて私は、8月10日月曜日にCOVID-19の検査を受けて、何も連絡がありませんでしたので、陰性だったようです。そのため、8月13日木曜日の朝5時から朝8時の間に、隔離施設を出ることができるはずでした。

この施設は、オークランド市内にありますので、木曜日の朝は、ロックダウンの最中にあります。基本的には、自宅にいる必要があるということですので、ホテルを離れることができるのか微妙になってきました。

この発表は、夜の9時のことですので、今すぐにどうなるのか分かることはないと思います。明日どのような情報が来るのか見ておきましょう。

朝食

トーステッドミズーリ、ヨーグルト、ジャム。フルーツカップ。ヨーグルト。ミニマフィン。

パンが着いていないのに、バターとジャムがついていました。このようなことは、NZでは比較的多いです。

昼食

野菜のパテとトマトソース、ヨーグルトソース添え。生野菜のサラダ。ポテトチップス。

私の知識では正式な名称が分からないのですが、いろいろな野菜をペーストにしてパテ状にしたものです。カボチャ、ポテト、サツマイモ、にんじん、コーンなどが入っていたようです。食感はカリッとした感じではなく、しっとりしたものです。少し辛みも効いていて、美味しかったです。ヨーグルトソースがさっぱりした感じを演出している感じでしょうか。

夕食

ビーフシチュー。生野菜のサラダ。ブリン。

ビーフシチューと呼んでいいのかな。牛肉をじっくり煮込んでいます。美味しかったです。付け合わせの穀類とインゲンが淡泊な味付けなのも良かったです。

生野菜のサラダですが、クルミが入っていることが多いのです。それも丸ごとです。クルミは好きなので、アクセントとして楽しんでいます。

プリンですが、日本ではカラメルが使われることが多いのですが、ここではベリー類のソースでした。プリンは、美味しいです。完食しました。ごちそうさま。

【2020年8月12日】水曜日

朝食

スクランブルエッグ、ビーンズ、ソーセージ、ハッシュドポテト。ブレッド。ブレッドロール。フルーツカップ。ヨーグルト。ミニマフィン。バター二つ

最初に食べたスクランブルエッグに比べたら、量のバランスがまともでした。このような料理を詰める人は、それほど厳密に量を指定されていないのだと思います。

また、バターが二つ……。バターとジャムをつけたかったのでしょうね。仕方がないです。

NZ、再びロックダウンへ

今日の正午からロックダウンに入るというので、朝のニュースを見ていましたが、感染者のことや、ロックダウンのことを、時間を割いて報道していました。

しかし、感染経路などは、また分からないようで、あまり状況を把握できるということはできませんでした。

午前中に館内放送があり、一定時間、ホテルの部屋を離れることができないということでした。このような時には、通常理由を伝えるのですが、今回は理由もなかったため、スタッフ側で調整があったようです。それも、2時間ほどで解除され、外に散歩できるようになりました。

通常は9時頃には、問診と検温のためにくるナースのチームですが、今日は、12時前ぐらいでした。検温が終わり、明日、この施設を離れることになっているのだけど、どうなのだろうか、と尋ねました。すると、ナースは、それは大丈夫ということでした。

そうかもしれないと思い始めたころ、オークランドに住む友人から電話がかかってきました。朝、妻のオフィスにいって機材を取りに行ったけど、すごい渋滞だったということでした。つまり、ロックダウン・レベル3で、オフィスに通勤できなくなるため、テレワーク用の機材を取りに行ったということです。この急な判断によって、多くの人が影響を受けているようです。首相は、スーパーマーケットなどで買いだめしなくても大丈夫と伝えていたのですが、オークランド市内のスーパーは、かなり混雑しているようでした。

その友人が言うには、オークランドの県境では交通を制限するために、ハミルトンに住む息子が私を迎えに来ることはできないのではないかという見通しを伝えてくれました。それも、そのような気がします。

さて、明日はどうなるのでしょうか。そのような時に、昼食が届きました。

昼食

チキンカツ、ライス、キャベツ。生野菜のサラダ。ポップコーン。

日本のホカ弁みたいなランチでした。チキンカツに、ウスターソースで、美味しかったです。また、ニュージーランド人は、キャベツを生で食べる習慣があまりないので、千切りキャベツが添えてあったのは意外でした。食べるようになってきたのかもしれません。

ただ、カツをソースをかけた後、ナイフで切ると、サクッと切れなかったです。そのため、結構見た目がよくない食べ方になってしまいました。カツは、揚げたてをちゃんと切っておくというのは、大切なことだと、はじめて気づきました。

NZ、再びロックダウンへ

午後もう少ししたら、Ministry of Healthに電話をして、明日のことを聞いてみました。担当者は、予定通りと言うことでしたが、ハミルトンから迎えに来られるのかについては、あまり意識していなかったようで、伝えるのに苦労しました。ハミルトンから来る途中で、息子が警察に止められたらなんと言えば通してもらえるのか、確認したかったのですが……。

その後、担当者から連絡があり、迎えに来る人の名前、車種、ナンバーを聞いてきましたので、そのように登録してくれるようでした。

ということで、明日は、予定通りハミルトンの自宅に帰れることになりました。

夕食

ビーフのキャセロール、カボチャ、レッドキャベツ。ポテトのサラダ。ケーキ。

隔離施設での最後の晩餐は、ビーフでした。結構な塊がドンときました。軟らかくて、美味しかったです。

施設退所の案内

夜の8時頃に、次の用紙が配られて、明日の午前8時に出発できるという確認ができました。明日の朝、6時以降に最後の問診と検温に来てくれるということです。

14日間にわたる隔離日記も最後になってきました。次は、ハミルトンの自宅に着いてから報告したいと思います。日記を読んでいただきありがとうございます。