カウンセリングのすすめ

カウンセリングのすすめ

ここで、カウンセリング、相談、心理療法、セラピーなどといわれるようなもの利用をお薦めしたいと考えています。 相談室に実際にきて、話し始めることは、本当に勇気が必要です。ところが、第三者に話すという行為、つまり自分の考えを言葉にして、その言葉の響きを自分 の耳で聴き、感じ取ることによって、今まで悩んでいたことが、それほど重要でないと感じることができたり、別の考え方ができたりすることがあります。その 上、自分でも考えても見なかったことを言葉にしているときがあります。「ああ、自分はこんなことを考えていたんだ」と。

この状態になって から、悩み、相談、苦悩などへの出口を探すということに着手できるのです。出口にたどり着くためのカウンセリングという側面ではなく、それを始めるための 土壌作りという側面も、カウンセリングはもっています。そして、この土壌作りが十分にできると、自然と作物は育ち、実るということも実感しています。

また、人生における問題、苦悩、悩みに、必ずしも即効薬があるわけではありません。言い方を変えれば、即効薬であればあるほど、その副作用もあるのです。そ のような時に、相談員、カウンセラー、セラピスト、ソーシャルワーカー、看護師、医師などは、肩に背負っている重荷を持って歩いている人に寄り添っていく ことをしなければなりません。自分だけで、苦行をこなすことは難しいとき、誰かともに歩んでくれる人がいると、孤立して孤独な状態よりも、その苦行の辛さ を多少なりとも緩和してくれる可能性があることも理解できると思います。

 

カウンセリング、相談、心理療法の受け方

カウンセリング、相談、心理療法の受け方ですが、最初は相手の様子を見るぐらいの気持ちで受けてみてほしいと思います。人と人の関係性の中で、相談業務がお こなわれます。そのため、相手が苦手なタイプや、過去の苦いまたはつらい記憶を呼び起こしてしまうようなタイプだった場合には、次の相談相手を探してほし いと思います。

 

 

 

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